YUKI
YUKIの1歳11ヶ月になる長男が亡くなった、とのニュースになんだか呆然とした。直筆メッセージを読んで胸が痛んだ。『いつも通り、「おやすみ」と言ったままの突然のお別れでした。』
人はいつか必ず亡くなるということ、それは突然やってくるということを、また忘れそうになっていた。
結婚してから気をつけていることがある。前の日にダンナくんとどれだけケンカしても、朝は笑顔で『いってらっしゃい』を言うことだ。
ダンナくんは仕事で船に乗っている。自然相手の仕事やし何があるか分からない。毎朝、今日もちゃんと帰ってきてくれるように、と思う。
結婚してすぐの頃、大ゲンカして次の朝までそれを引きずり、めっちゃキツいことを捨て台詞として家を出るダンナくんの背中に投げつけたことがあった。しばらくカッカしてたが、だんだん頭が冷えてくるとものすごい後悔の念にかられた。
もし今日海が荒れたり事故があったりしたら・・・ダンナくんが突然いなくなるってこともありうるんよね・・・そしたら私キツいことを吐き捨てたあの背中を一生思いながら生きていくのか・・・。
それからはどれだけムカつくことがあっても、朝は一時停戦して笑顔で送り出している。
でもそれって船に乗ってるからとかじゃなくて、すべての人にあてはまるんよね。生きてるかぎりはしっかりと、生きていきたいなぁと思います。
YUKIの息子さんのご冥福をお祈りします。