地震列島日本

今日は役に立ちました

今日は福岡・佐賀で震度6弱地震があった。私の実家は福岡の一応都市圏にあるのだが、震度5弱とテレビでは言っていた。


自分が地震にあうよりも、離れた家族が地震にあっているほうが怖い。即電話をかけたがやっぱりつながらない。ダンナくんが公衆電話からかけ一瞬つながるがすぐ切れる。家から何度もかけていたがつながらず、ふと思い立ち妹にメールを送ってみた。そしたらすぐ返信があるではないか。おお〜!


10年前の阪神淡路大震災のときはまだ携帯はこんなに普及していなかった。今はかなりの数の人が持っていると思うが、災害時には役に立つなぁ、と、携帯ぎらいの私も思った。去年の大雨や地震の時、災害用の連絡チャンネルもあったし。メールだけでもつながればありがたいもんだ。音信不通というのはとても怖い。災害時には正しい情報を得ることが大切と、新潟の地震の際にも感じたが、今回身を以って実感した。


家族は皆無事だった。やっぱりかなり揺れたらしく、家の外壁にヒビが入ったり物が散乱したりしてるそう。余震も続いててそれが思ったよりしんどいらしい。新潟の地震の際に、ストレスから体調をくずす方が多かったのもよく分かる、と母は言っていた。


母方の祖母が壱岐という小さな島に一人で住んでいて、それも心配だった。福岡の家よりまだ強く揺れたようだった。自身は大丈夫だが屋根がヘンな音がしたらしく、落ち着いたら修理が必要かも、と言っていた。


テレビのインタビューや母との話の中で印象に残ったのが『福岡は絶対地震は来ないところやと思っとった』という言葉。私もそう思っていた。地震があった時など、ニュースを見ながら、地震のない福岡に住んどって良かった、とも思っていた。


確かに福岡での大きな地震は、1898年以来、観測史上初、だそうだ。でも地震予知地殻変動などそういう方面はまだまだ分からないことがたくさんあるやろうし、そもそも自然は分からないことのほうが多いハズだ。(ちなみに漁師が魚を捕るのももっと科学的に捕ってるもんやと思ったら、まだ分からないことが多く必要なのは経験らしいと知ってちょいびっくりした)まだ詳しく知られていない断層も日本中にあるのだろう。


日本って“地震列島”やもんね・・・。


今年の正月明けに香港へ行ったのだが、その頃スマトラ島沖地震のニュースが香港でもばんばん流れていた。その時に太平洋を中心とした地震分布地図がよく出ていた。大きな地震があったところに赤いマルが書いてあったのだが、日本は赤マルで完全に隠れてしまっていた。まっ赤っ赤なニッポン。それを見てダンナくんと『日本はいつどこで地震が起きてもおかしくないんや・・・』としみじみ話していたのだが。本当だった。


新潟の地震の時には『うちも地震対策せねば!』といろいろ買ったりしたが時間とともにその思いは薄れてきていた。『オタクもちゃんと地震対策しいよ!』とその頃言ったら『こっちは地震はないけん!』と笑っていた福岡の実家が被災するとは思いもよらなかった。


地震はおそろしい。今度こそ、作りかけていた非難用リュックを用意しよう。